なんじゃそりゃ、と思った。中小企業診断士という資格と、代替案。
会社員が取りたい資格上位にいる中小企業診断士だが、その割りには保持者が少ないなと思っていた。
難関資格であるのもそうだろうけど、現実的に「維持が大変だから」ではないか。
実は自分でも過去何度も中小企業診断士を取ろうとして情報収集を重ねているのだが、毎回引っかかるのが「年会費5万」と「5年間で実務ポイント30点(30日間の実務)」だ。
中小企業診断士の資格保持者は、専業にする人と、会社勤めする人(企業内診断士)に分かれる。
企業内診断士は会社の業務とは別に、自腹で年間5万円を支払い、実務ポイントを稼ぐためにただ働き、悪くするとお金を払うこともあるとか。サービスの対価がないって、それはなんだ。
変な資格だなあとつくづく思うのだが、よく考えると、これはそもそも会社員が取る資格じゃない、という結論に達した。
そもそもは公的業務だったものを民間開放したものという由来上、やはり基本的には独立開業することを前提にした、準公務員的な位置づけなんじゃないかと思う。独立開業するなら年会費5万円は安いし、実務ポイントなんか普通に仕事してれば軽く取れる。
会社員からするとスキルアップに役立つ資格という位置づけにあり、一方で資格の本来の目的は元公的業務であった中小企業診断にある。
そもそもミスマッチなんだよね。
私はとりあえず、中小企業診断士の受験科目に相当する(と思われる)検定や資格をバラバラと取っていくことでスキルアップを目指すことにした。
企業経営理論:ビジネス・キャリア検定 経営戦略2級、マーケティング検定2級
財務・会計:日商簿記2級、全商簿記上級
運営管理:販売士2級
経済学・経済政策:いちおう経済学部卒業してるからいいや。笑
経営法務:ビジネス実務法務2級、知的財産管理技能検定2級
中小企業経営・政策:これは会社員のスキルアップには要らない。笑
これ調べていて初めて存在を知ったけど、ビジキャリは会社業務一通りの検定が揃っているな。総務とか興味ある。
時間とお金は大切に。名より実を取る選択もあり、と考える。
というか、仕事してればスキルも経験も人脈も増えて、その上お金ももらえるなんて、会社ってなんてすばらしい仕組みなんだろう。笑