MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

外山滋比古『お金の整理学』を読んだ

”定年後のお金をどうするのか、生きがいをどこに見出すのか。この二つは、切っても切れない関係にある。"あとがきの、この言葉がすべてである。私は、定年までにいかに現金を貯めるか、そして定年後はいかに支出をおさえて生活するか、という視点で老後を考…

音楽を「熟読」することについて

村上春樹は『村上さんのところ』で「翻訳するのは究極の熟読みたいなもの」と書いていた。 自分にとっては、バンドでBassを弾く、あるいは部活でTubaを吹くことが、いわば「音楽の究極の熟読」のようなものだったのかもしれない。 自分で演奏できるようにな…

一気読みで体系的に知識をつける。自分の主張を浮き彫りにする。

特定の分野の本を読むときに、さまざまな著者の本をバラバラ読むよりも同じ著者の本を一気に読む方が、内容や思想が体系的に身につく気がしていて実践している。 自分の興味のある分野だと、 会計→林總歴史・鉄道→原武史考え方→外山滋比古 これを意識したの…

村上春樹の小説を読むと、強く生きられそうな気分になるワケ(堀井 憲一郎)

大事なのは「おはなし」よりも文体である、という気持ちはわかる。 語り口がしっくりこない本を完読するのは難しく、ときにストレスになる。 自分自身、村上春樹の小説に求めるのは、主人公の個人的な生活の模写だったりする。 gendai.ismedia.jp

『何を捨て何を残すかで人生は決まる』本田直之

久しぶりに本田直之を読みました。 断捨離本のようなタイトルですが、モノの話ではなく、生きる上で何を捨てるか/残すかという内容です。 他人の常識から飛び降りて、自分の価値観を信じて進んでいきましょう。そうやって確立した持たない生き方が個性とな…

『がんばらなくていいんだよ』酒井雄哉

ガンバ大阪の遠藤選手が読んでるのがテレビに映っていたのを見て手に取りました。 世の流れに身を任せつつも自分の芯を持ち、心柔らかに、ポジティブに生きてはいかがか?というお話。シンプルでスッと腹に落ちます。同じことをしてれば同じ結果しか生まず、…

炭酸水とツール・ド・フランス

炭酸が飲みたい、と思ったときの正解が、コーラやファンタではなく、ウィルキンソンやゲロルシュタイナーなどの「炭酸水」になりました。フランス料理店においてある"ペリエ"なんて誰が飲むんだろう?ぐらいに思っていたけど‥味の好みは変わるもんだなあとつ…

それでもみんな通勤する。

『通勤の社会史』という本を読んだ。 日本の都市部での通勤といえば電車通勤のことだけど、痛勤とか社蓄運搬車とかとかくネガティブな切り口で語られがちだ。台風や大雪の日には「それでも通勤するニッポンのサラリーマン」が話題になる。実際きついよね。 …

今なら『こち亀』16冊がKindleで無料です。

先日200巻をもって連載終了がアナウンスされた『こち亀』ですが、Kindleストアで1巻、10巻、20巻・・150巻の合わせて16巻が、9月23日までの期間無料で読めます。昔を思い出してしばらく読み耽りたい。 『こち亀』は100巻と別注だけうちの本棚にあります。す…

おれの中でミニマム書斎ブーム再びー『あたらしい書斎』を再読した。

どうやら子供が産まれそうになると、“自分だけの場所“を充実させたくなるらしい。 一人目のときは、文庫版ドラえもんを買い集め、大量にある書籍の電子化に邁進し、iPad miniとfamousのウクレレを購入、極めつけはampeg社のベースアンプを衝動買い。 せまい…

『なぜ、あなたのExcelは「パッとしない」のか?』小野眸

全体的に基本的な内容ながら、知らなかった機能がいくつかあり参考になった。独学である程度Excelが出来るようになってしまった私のような人が知識を体系的に整理するのにもってこい。ちょっとだけExcel作業の時間が短縮できそうだ。なぜ、あなたのExcelは「…

『ここだけの話』椎名誠

ひさしぶりの椎名誠である。椎名誠は私の精神安定剤なので、時々摂取しないと色々おかしくなってしまうから、内容がかぶってるとかそんなことはどうでもいいのだ。この本は、椎名誠がオレンジハウス主催のイベントで「絵本」をテーマに行った講演の書き起こ…

『教養としてのプログラミング講座』清水亮

プログラミングとは、一言でいえば「自分以外のものを、思い通りに動かす方法」のこと。(P5)この考え方に基づいた「日常生活に役立つプログラミング的思考法」とでも言えばいいだろうか。そういう本。プログラミングそのものを知りたかったので、求めている…

『文系でも知っておきたいプログラミングとプログラマーのこと』清水亮

PCで仕事をして、スマホでコミュニケーションして、インターネットでモノを買い情報を得る生活をしててプログラミングのことを知らないのは、なんというか現代を生きるうえで誠実じゃないような気がした。文系だからプログラミングのことわかりません!はも…

『35歳までに身につけておくべきプロの経理力』児玉尚彦

事務作業は評価されない伝票を打つのが早い、支払作業が早い、といったスキルはもはや評価されない。そういう仕事はIT化とアウトソーシングして、時間をかけないようにする。IT化のあとに残る経理業務改善力…IT活用スキル、事務作業を捨てる技術分析力…現状…

『昭和の大番頭―東急田中勇の企業人生〈下〉』本所次郎

昭和の大番頭―東急田中勇の企業人生〈下〉作者: 本所次郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1990/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 東急五島慶太、五島昇親子を支えた大番頭、田中勇物語の下巻です。フィクサー田中東急の常務取締役になっ…

『昭和の大番頭 東急田中勇の企業人生〈上〉』本所次郎

昭和の大番頭―東急田中勇の企業人生〈上〉作者: 本所次郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1990/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 東急を築いた人物といえば強盗慶太こと実質的な創業者の五島慶太と、息子の五島昇が有名です。この二人を陰に日…

蔵書の少ない読書家でありたい

ブックスキャンでPDF化したデータをやっとすべてダウンロードした。せっかくだからKindlePWになにか入れて明日の電車で読もうと思ってたのだが…読みたい本がほとんどない。だいたい50冊ほどデータ化したが、読もうと思ったのはせいぜい3冊ほど。しかし、読み…

『日本航空一期生』中丸美繪

日本航空一期生作者: 中丸美繪出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/01/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 経営破綻から稲盛イズムにより復活を果たした日本航空。photo by Aero Icarus 親方日の丸の象徴のような会社で、その生い立ちに関して詳…

コレクションは見せる

蒐集癖があり、これまで旅客機モデルやBトレインショーティ、チョロQやその他もろもろいわゆる「おもちゃ」の膨大なコレクションがありました。 元々一人暮らしのときにはこれらのコレクションを部屋中並べて悦に入ってたわけですが、結婚と引越を機に一度片…

『一流の逆境力』遠藤友則

セリエAの名門クラブ、AC ミランのトレーナーを16年間勤めた著者による「一流」選手の話。p64人は本当に得意なことに関しては、プレッシャーを感じません。p117筋肉は自ら収縮することはできるが、自ら伸ばすことはできない。p129(仕事が早く帰宅も早い人に…

『下流老人』藤田孝典

新幹線での焼身自殺事件以降、にわかにホットワードになった「下流老人」。下流老人になりたくない私は実用書として手に取りました。ちなみに会社近くの書店でもAmazonでも品切れのため、ひさしぶりにKindle版を買いました。この下流老人の話ですが、私はど…

『仙台ぐらし』伊坂幸太郎

仙台在住の伊坂幸太郎さんが仙台のコミュニティ雑誌『仙台学』に連載されていたエッセイと、何本かの短文と短編小説。 エッセイは震災の前後に書かれたもの。東京の文化人たちが震災について熱い思いを抱いていたのと対照的に意外に淡々と震災のことを書いて…

『黄金の時』堂場瞬一

商社マンとして成功した父と、父が敷いたレールを外れて作家になった息子。折り合いが悪く、疎遠になったまま突然父は亡くなる。遺品整理をしていて出てきたのは、なぜか野球のユニフォームに身を包んだ父の写真。生前、野球については嫌いだとまで言い切っ…

『佐治敬三と開高健 最強のふたり』北康利

開高健というと、まずサントリーの広告部門が独立したサン・アドの創立の言葉が浮かぶ。創立のことば|私たちについて|SUN-AD サン・アドなんと美しい文章だろうか。私はちょっと気分が鬱屈してくると、この文章を読む。好きな詩はないが、強いていえばこれ…

『あ・うん』向田邦子

出鼻から余談だが、ずっとこの本は昭和天皇の話だと思いこんでいた。昭和天皇のくちぐせは「あ、そう」だった。よく読みなさい、という話だ。戦前の市井の人、門倉と仙吉、そして門倉が思いを寄せる仙吉の妻の絶妙なバランス。みんなが本心を心に留めながら…

日常をおもしろがる視点:『会社でビリのサラリーマンが1年でエリートになれるかもしれない話』林 雄司

読んでるときはおお!と膝を打つポイントがいくつかあったはずなんですが、いざ書こうとすると何も出てこない。笑これも林さんの特徴かなと思う。林さんはWEBやぎの目からのファンで、「死ぬかと思った」に投稿して本に載ったことがあります(自慢)会社員は役…

ファンタジーとラブストーリー:『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ

カズオ・イシグロの実に十年ぶりの新刊。個人的には『日の名残り』『私を離さないで』に続く3冊目。2冊ともここ2年ぐらいで読んだので、その意味では初めてリアルタイムで読むカズオ・イシグロ。舞台は中世イギリス。アーサー王亡き後のようなので6~7世紀か…

孫ラブを隠さない、究極の私小説:『孫物語』椎名誠

椎名誠も老いたものだなあ、と思う。いや、これはdisっているのではない。旅に講演に焚き火にと忙しく飛び回っていた椎名誠が、東京で孫家族と近所に住み、その生活を楽しんでいる。そしてこの生活こそが、これまでで最も充実しているように思えるのだ。「三…

『BOSS』堂場瞬一

ブラッド・ピット主演の映画「マネー・ボール」をご覧になっただろうか?統計学的分析(セイバーメトリクス)を駆使して優勝争いから遠ざかっていたアスレチックスを立て直したゼネラルマネージャー(GM)、ビリー・ビーンの物語だ。野球に興味がなくともデ…