MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

『ガラスの地球を救え』手塚治虫

発行は1989年だから、この文章自体はもっと前に書かれたものなんだけど、今まさに起こっていること・これから起こるであろうことをズバズバ当てている(ジュセリーノ的な意味ではなくて)。すごい先見性。手塚先生が生きていたなら、現代をどう見るのだろう…

『犯人に告ぐ(上・下)』雫井脩介

ミステリーはしんどいからあまり読まないが、これはおもしろい。舞台がめちゃめちゃ地元っていうのもあるかなぁ。文庫本2冊だけど、1日で一気に読んだ。犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)作者:雫井 脩介双葉社Amazon

『針がとぶ』吉田篤弘

僕の少ない読書経験のなかでは、堀江敏幸と同じ分類になる。堀江敏幸よりは素直な文章。全体的に霞がかった、朝焼けのような世界観。もしくは『ニューシネマパラダイス』みたいな感じ。なんて素敵なんだまったく。針がとぶ Goodbye Porkpie Hat作者:吉田 篤…

『自動販売機の文化史』鷲巣力

その名の通り、自動販売機の起源から現在抱える問題点まで、自動販売機にまつわるあれこれを網羅。ニッチもニッチ、よくぞこんなに売れなさそうな(いい意味ですよ)本を出してくれた。集英社に拍手。自動販売機の文化史 (集英社新書)作者:鷲巣 力集英社Amaz…

『日焼け読書の旅かばん』椎名誠

まずタイトルが抜群にいい。椎名さんのエッセイ+書評といった、ちょっとめずらしい内容の本。 興味をそそられる本がいっぱいで、読書意欲をぐいぐい刺激されます。 読みたいと思った本『うんち大全』『大図説 世界の木材』『地球を離れた2年間』 あと、大好…

『翔ぶが如く(七)』司馬遼太郎

『翔ぶが如く(七)』司馬遼太郎 新装版 翔ぶが如く (7) (文春文庫)作者:遼太郎, 司馬文藝春秋Amazonいよいよ薩摩・私学校が決起する。ここにきて再び登場回数の増えた西郷どんだが、 もうなんか中身がなくなっちゃってる。 司馬さんのいうように、死ぬタイ…

『世界の果てのビートルズ』ミカエル・ニエミ

世界の果てのビートルズ/ミカエル・ニエミ 世界の果てのビートルズ 新潮クレスト・ブックス作者:ミカエル・ニエミ新潮社Amazon福祉先進国として、また独特の教育制度で注目され 文化的にはIKEAのようなスタイリッシュなイメージが先行する北欧・スウェーデン…

『翔ぶが如く(六)』司馬遼太郎

「翔ぶが如く(六)」 司馬遼太郎 新装版 翔ぶが如く (6) (文春文庫)作者:司馬 遼太郎文藝春秋Amazon長州の様子を伺う明治政府と、熊本・神風連の決起。 西南戦争勃発への伏線が、これでもかと張り巡らされている。 司馬作品は読みたいときと読みたくないと…