単語だって体で覚える『頭がよくなる青ペン書きなぐり勉強法』

作者: 相川秀希
出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
発売日: 2015/02/28
メディア: 単行本
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タイトルに「頭がよくなる」とかつけちゃう本は基本的に信じないんだが、これは薦めたい。

なぜなら、高校受験の時私も青ペンで年号や単語を書きなぐって志望校に合格したからだ。

たぶん親からだと思うが、青文字は記憶にいいらしいよ、と聞いて、過去問を解いて間違えたものを青ペンで裏紙にガンガン書きなぐった。

担任（若ハゲのオカマヅラ野郎）に志望校を2ランク下げろと言われ、いや受けます、と言いきり、受かった。ベースギターを親に没収され、週4で塾に行き、正月返上で模試を受け、まあそれだけやりゃ受かるだろうというところまでやったから受かったのだが、この受験のときにやったことで一番記憶に残ってるのは青ペンで書きなぐったことだ。

志望校の試験前、空になった青ペンの束を見て、これだけやったから大丈夫だろと思った。このときが人生で一番まっすぐに努力できたときでしたね。

こうして受かった高校では恋愛ごっこと部活とバンドにうつつを抜かし、いま思えばかなり青春を謳歌した私はここまでの熱意で物事に取り組むことはできなくなりましたとさ、という後日譚つき。