MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

災害の多い時代を生き抜くために

これは気のせいではなく、本当に災害が多くなった。

一週間のうちに堤防が決壊するほどの大雨が降り、最大震度5弱地震が発生し、阿蘇山が噴火をした。
関東では30年以内にM7以上の地震が70%の確率で発生するとされている。降水確率ならば間違いなく傘を持って会社にいくだろう。
 
 
自然災害の前に人間が何も出来ないということは、東日本大震災で痛感した。
東京都には、会社にいるときに大地震が発生した場合は2~3日は帰宅させないという条例がある。
ふざけんな、と思う。早く家に帰らせろ。
だが、震度5でも交通が麻痺した東京で震度7地震が起きたら、もっと事態が悪化するのは明白だ。帰宅のタクシーよりも、緊急車両を通してほしい。その意味で、震災に備えてあらかじめルールを決めておくのは賢明だと思う。自分だけ帰れないのはいやだが、都内の会社員全員が帰れないのならもうしょうがないとあきらめもつく。
 
地震だけではない。
最近の大雨は強烈だから、洪水の心配はもちろん、下水が追いつかなくて溢れる可能性もある。
落雷で送電が止まる可能性もある。
思わぬ土砂災害の可能性もある。
不安だらけだ。
東京都のハザードマップでは、自宅も会社も比較的安全な地域に入ってはいるものの、それはあくまで今わかってる情報に基づいたものだ。私たちにわかっていることなどたかがしれている。東日本大震災ではまさかがたくさんあった。だから安心してはいない。
 
これだけ書き出すと、絶望である。
地震を待たずして、来週の台風で生活が崩壊するかもしれない。
だが、自然災害から逃れることはできない。
でも、いまの生活は続けたい。せっかく買ったマンションを手放したくはない。
矛盾だ。
どうしたらいい?
備えることだ。
災害に対する、物心両面の備えをすることだ。
備えることで、ダメージを最小限に抑えることしかできない。
不安だったら、できることをやるしかない。
今後50年60年を生き抜くうえで、災害への備えは当たり前のことになった。
自分が子供だった時代とは明らかに違う世界を生きるのだという、意識の切り替え。