MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

日常をおもしろがる視点:『会社でビリのサラリーマンが1年でエリートになれるかもしれない話』林 雄司

読んでるときはおお!と膝を打つポイントがいくつかあったはずなんですが、いざ書こうとすると何も出てこない。笑
これも林さんの特徴かなと思う。
林さんはWEBやぎの目からのファンで、「死ぬかと思った」に投稿して本に載ったことがあります(自慢)

会社員は役割

ひとつ思い出した。
最低限の努力で人を動かす、の章。
原稿を催促するくだりの
「たまたま社会の役割上そういう立場になっただけの話である。別に催促する側が人として偉いというわけではないのだ」
という考え方は、まさに仕事の立場上、目上の人に催促する機会が多いので目からウロコであった。
変にへりくだりすぎず、かといって振り切れて妙に居丈高にもならず、というスタンス。

日常をおもしろがる

林さんはネットでコンスタントに記事を書くために、やはり様々なことにアンテナを貼っているのだが(「素材を集めるにはコツがある」「興奮を大事にする」)、これは記事のためのネタ探しという以上に、楽しく暮らすコツなのかもしれない。
こんな変な店があったよとか、今日おもしろい人がいてさ、とか、今日のできごととして家族に話せるようなこと。モヤさま的なおもしろさにも似ている。
ユーザーや視聴者として受け取るだけでなく、自分でも探しておもしろがることは出来る。
繰り返しになりがちな毎日をおもしろがること。学生のときはそういうことをしていた。ひさしぶりにそういう視点で暮らしてみようかな。
こうやって読む人を巻き込む力が相変わらずすごい。