「目的」が決まれば「目標」が決まり、「手段」を考えられる。
MLBマイナーリーグでの出来事
スイッチヒッターが打席を変えるとスイッチピッチャーも利き腕を変え、またスイッチヒッターが打席を変えたのを受けてピッチャーが利き腕を変え・・・の応酬でなかなかゲームが始まらない。
「目的」が明確になれば自ずと「目標」が決まるので、そのための「手段」をチョイスすればいい
遠慮なんかしているとすぐに淘汰されるMLBのことです。
バッターは「打つ」という目標を達成して「チームが勝つ」という目的を達成するために、まずは打つためのベストな「手段」を採ります。
ピッチャーは「アウトをとる」という目標を達成して「チームが勝つ」という目的を達成したいわけですから、当然アウトを取れるベストな「手段」を採ります。
両者がそれをやりあえば、上の動画のように両者譲らず、という状況になります。すごくおもしろい攻防ですよね。
「目的」が明確になれば自ずと「目標」が決まり、そのための「手段」をチョイスします。
右でも左でも打てる/右でも左でも投げられる
というように、引き出しを多く持っていると、目的を少し手繰り寄せることができそうです。
そして、プロ野球という職業では、それが観客へのサービスになり、極端に言えば目的を達せられなくても、選手個人の価値を上げることに繋がります。イチロー選手は、マリナーズという常に強いわけではないチームに長年在籍していて(12シーズン在籍して地区優勝は移籍初年の2001年だけ!)も、その華麗なプレイでスター選手になりました。
有効な「手段」を増やす
有効な「手段」を増やすことは結果的に「目的」の達成を手繰りよせます。
仕事においては「出来ない」ことをできるだけ潰して、理想的には「広く、そこそこ深い」経験を積むことが活きてくるのではないでしょうか。僕はそう意識しています。なんでもやる。