MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

『何を捨て何を残すかで人生は決まる』本田直之

久しぶりに本田直之を読みました。
断捨離本のようなタイトルですが、モノの話ではなく、生きる上で何を捨てるか/残すかという内容です。
 
 
他人の常識から飛び降りて、自分の価値観を信じて進んでいきましょう。
そうやって確立した持たない生き方が個性となり、評価される。そんな時代に生きているのです。(P17)

自分らしいライフスタイルを築いていきたいと本気で思うなら、「人からどう思われてもいい」というくらいの覚悟を持つこと。持たない生き方に必要なのは、「自分を持つ」という覚悟です。(P29)

今すぐに会社を辞めて自由になろうとは言いません。衝動的な独立は生活の質を下げるだけで、豊かなライフスタイルからは遠ざかってしまいます。(P31)

指示がないと仕事ができない人は、その姿勢を変えない限り、柵の外に出る準備が不足していると言えるでしょう(P37)

”2種類の人間がいる。
やりたいことやっちゃう人とやらない人。
やりたいことやってきたこの人生。
おかげで痛い目にもあってきた。
散々恥もかいてきた。
誰かのいうことを素直に聞いてりゃ、
今よりずっと楽だったかもしれない。

でもね、これだけは言える。
やりたいことやっちゃう人生のほうが、間違いなくおもしろい。
俺はこれからもやっちゃうよ。
あんたはどうする?”(矢沢永吉・P54)

知らないモノを知りたいという思いは、大人ほど大事にしていくべきです。(P65)

同じであることは、ラクであることとつながっていますが、わたしは定期的にラクな状態を壊すことも大切だと思っています。(P74)

同じ場所にとどまること、同じ生活リズムを繰り返すこと。これを10年続けていたら、頭が固くなり、クリエイティブな発想などできなくなっていきます。(P75)

「ハワイでは物質主義の人間はハッピーになれない。逆に精神的な豊かさを求めるんだったらハワイに来るといい。」(ハワイのサーファーおじさん・P82)

本当に必要なのは、「足るを知る」こと。(P83)

大事なのは、他人に流されず、自分で判断できる人間でいながら、お互いの個性を尊重するようなあり方。(P91)

仕事上の意思決定は「正しいか」で判断し、プライベートの問題は「楽しいか」で決めればいいと思っています。(P94)

物事を考えるための「ひとりの時間」は、あえて作らなければ取れないものです。
(中略)
インプットが少ない人はアウトプットも少なくなり、周りに貢献する機会が減っていきます。
ひとりの時間を大切にし、興味の赴くまま、本を読み、旅をし、地場のおいしいものを食べる。それが未来の自分への投資になるのです。(P113)

普段の環境とは異なる場に身を置くことが、自分の枠を広げ、結果的に仕事の質を上げていく。(P129)

もし働く場所に縛られたくないと本気で考えているのなら、テクノロジーとデジタルツールを使いこなすスキルに投資を始めるべきでしょう。これらを使いこなしてシンプルに、自由に生きる。これは時代の方向性であり、無視することのできない潮流です。(P139)

会社を自分好みに変えられる人とは、将来の自分のために動いている人のこと。(P143)

サーフィンが好きでライフスタイルの中心に置きたいのなら、まず考えるべきは、いい波が来た時にすぐに海に行ける自由さと、海の近くに住まいを構え、都市部に出勤しなくてもいい生活をどう組み立てていくか。手に入れたいライフスタイルを実現するための仕事を探すこと。(P145)

なんでもそろう百貨店よりも、こだわりの光る専門店がにぎわっているように、人々は尖ったものに魅力を感じる時代になっています。(中略)ただし、「自分はこれはやりません」「これはやれます」というスタンスを取るということは、すなわち自己管理をしなければならなくなったということでもあります。自由には、自分をマネジメントする能力がセットになってこそ、価値が生まれるのです。(P154)

「右肩下がり」のライフプランをあえて持つ(P169)

変化にいち早く対応するのは、いつも若い世代です。彼らは批判の対象ではなく、学ぶべき対象なのです。(P177)