MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

一気読みで体系的に知識をつける。自分の主張を浮き彫りにする。

特定の分野の本を読むときに、さまざまな著者の本をバラバラ読むよりも同じ著者の本を一気に読む方が、内容や思想が体系的に身につく気がしていて実践している。

自分の興味のある分野だと、

会計→林總
歴史・鉄道→原武史
考え方→外山滋比古

これを意識したのは最近のことで、実は大学生のときからも断続に一気読みをしていたことに気付いた。

本田直之本多静六椎名誠、内田百閒を集中的に読んでた時期があって、それらは自分にとって血肉になっている。今でも新刊で面白そうなものが出れば読んで、アップデートしている。

本を読む目的は内容を実践できるまで血肉にすること。あるいは、例えば「赤信号だから止まる」という条件反射レベルにまで知識を体に染み込ませること。

もう一つ、自分の主張は何かと比べることで浮き彫りになる。比べるためには基準が必要。自分にとって未知の分野で基準をつくるには、本の一気読みが一番の近道のように感じる。基準ができて、その分野における異なる意見と基準とを比べる中で、基準に、即ち一気読みしたその著者の主張に違和感が出てくることがある。それが自分の主張だ。その違和感を期待して、一気読みをする。