無い袖は振れない。
菅官房長官が将来的な消費税上げに言及したニュースを見て、朝からナーバスになる。
10%で終わるはずはないとわかっているが、「行政改革は徹底しておこなった上で」という何の意味もない言葉とセットで言われると、もうどうしたって気分は落ちる。
現役時代はまだいい。今のところ定期昇給があるし、狡いけど「生活残業」という手段もある。1%の増税分は1時間残業すればチャラになる。
だが現役を退いたあと、収入が無くなってからのことが心配で仕方がない。年金という収入はあるが、不足を貯蓄で補う、つまり貯蓄を崩しながらの生活というのは、今の時代だってそうだ。だが自分が年金生活者になる30年後(65歳からもらえると思わない方がよさそうだが)も、この考え方で生きていけるのだろうか。絶望的に足りない年金を、あと25年働いて貯めた貯蓄で埋める生活が果たして何年持つのだろうか。
お金を得るには、①収入を増やす②支出を減らすの2つしかない。
退職後は①はいやだ。僕は60過ぎたらもう働きたくない。でももうそうも言ってられないのだろうな。とはいえ、働くのは最低限にしたい。
正直言うとこれだ
そうすると②を頑張るしかない。家計は会社と違って、破綻することが許されない。家計の破綻は家族の破綻につながる。
家計を締めると、世の中に回すお金は少なくなる。
これを日本中の世帯がやると、本当に会社は稼げなくなる。
給料は上がらず、ますます家計を締める。会社は儲けが無くなる。
ひいては税収が減り、また増税する。
この負のスパイラルがもう始まっているな。
どうすればこれを断てるんだろうか、と考えるが、もう考えるのも無駄。なるようにな~れ♪としか思わない。
逆に国にあてにされてるのがキツい。