MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

2008-01-01から1年間の記事一覧

『牛への道』宮沢章夫

電車のなかで読んではいけない。 一人笑い必至です。 宮沢さんみたいな視点で生活できたらなあって思うんだけど、 日々生きるのに必死でそんな余裕ないっす。牛への道 (新潮文庫)作者:章夫, 宮沢新潮社Amazon

『就活のバカヤロー』大沢仁・石渡嶺司

就活のバカヤロー (光文社新書)作者:大沢 仁,石渡 嶺司光文社Amazonこれ読んで、まわりと同じように就活してたらつぶれてたかも、って思った。 というか、この本のなかに書かれているような状況になるのがいやだったから資格をとっていったわけで、その意味…

『他人より年収10倍「稼げる」税理士になる方法』田中弘・本郷孔洋

本屋でみかけて 「うさんくさいタイトルだな」 と思ってよく見たら、ゼミの先生が書いていた(笑) うわあと思いつつ、とりあえず読んでみた。けっこうおもしろいですよ。 ゼミOBの誼で、いやらしくお薦めしておきます。他人より年収10倍「稼げる」税理士に…

『偽善エコロジー』武田邦彦

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)作者:武田 邦彦幻冬舎Amazon・日本がCO2排出量を6%削減したところで、ほぼ効果はない。 ・エコバッグよりもレジ袋を使うほうがエコ。 ・ゴミの分別は意味がない。etc… 著者の主張を100%鵜呑み…

ナニワ金融道読破

今のタイミングで読めてよかったなぁこれ。 大学生には、資本論とか読まなくていいからこれを読め、といいたい。 マクロとかミクロとか机上の知識だけじゃなくて、こういう知識も大事ね。 えげつないようだけど、理論よりこっちの方がより身近なんだから。ナ…

『ゴー・パブリック 起業公開物語』市川一郎

研究員として大会社に勤めていた主人公が起業し、会社が株式公開(IPO)にこぎつけるまでの道のりを書いた小説。 現実にはこんなにすらすらとはいかないものなのだろうとは思うが、起業からIPOまでの一通りの手順をざっと知ることができる点で参考になった。…

レイモン・サヴィニャックの作品集

うおー、勉強絡みじゃない本では久々に奮発した。 手書きの広告、なかなかです。 ダンロップやシトロエン(自動車関連)の広告を手がけた一方で、フランス国鉄もエールフランスも描いている。少なからず競合するであろう複数の企業を引き受けちゃうあたり節…

『死者の奢り・飼育』大江健三郎

戯れに読んでみたら、すごい怖い。気が滅入るので、まだ全部読めていない。 「人間の羊」のあと味の悪さったらもう‥ でも、ちょっと病みつきになる不思議。

『マッハの恐怖』柳田邦男

マッハの恐怖―連続ジェット機事故を追って 昭和41年に国内で相次いで発生した3件の墜落事故を追ったノンフィクション。 数少ない手がかりから事故原因の究明に取り組んだ学者と、科学的な観点を無視してヒューマンエラーを主張した学者。結局、後者が事故技…

『ガラスの地球を救え』手塚治虫

発行は1989年だから、この文章自体はもっと前に書かれたものなんだけど、今まさに起こっていること・これから起こるであろうことをズバズバ当てている(ジュセリーノ的な意味ではなくて)。すごい先見性。手塚先生が生きていたなら、現代をどう見るのだろう…

『犯人に告ぐ(上・下)』雫井脩介

ミステリーはしんどいからあまり読まないが、これはおもしろい。舞台がめちゃめちゃ地元っていうのもあるかなぁ。文庫本2冊だけど、1日で一気に読んだ。犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)作者:雫井 脩介双葉社Amazon

『針がとぶ』吉田篤弘

僕の少ない読書経験のなかでは、堀江敏幸と同じ分類になる。堀江敏幸よりは素直な文章。全体的に霞がかった、朝焼けのような世界観。もしくは『ニューシネマパラダイス』みたいな感じ。なんて素敵なんだまったく。針がとぶ Goodbye Porkpie Hat作者:吉田 篤…

『自動販売機の文化史』鷲巣力

その名の通り、自動販売機の起源から現在抱える問題点まで、自動販売機にまつわるあれこれを網羅。ニッチもニッチ、よくぞこんなに売れなさそうな(いい意味ですよ)本を出してくれた。集英社に拍手。自動販売機の文化史 (集英社新書)作者:鷲巣 力集英社Amaz…

『日焼け読書の旅かばん』椎名誠

まずタイトルが抜群にいい。椎名さんのエッセイ+書評といった、ちょっとめずらしい内容の本。 興味をそそられる本がいっぱいで、読書意欲をぐいぐい刺激されます。 読みたいと思った本『うんち大全』『大図説 世界の木材』『地球を離れた2年間』 あと、大好…

『翔ぶが如く(七)』司馬遼太郎

『翔ぶが如く(七)』司馬遼太郎 新装版 翔ぶが如く (7) (文春文庫)作者:遼太郎, 司馬文藝春秋Amazonいよいよ薩摩・私学校が決起する。ここにきて再び登場回数の増えた西郷どんだが、 もうなんか中身がなくなっちゃってる。 司馬さんのいうように、死ぬタイ…

『世界の果てのビートルズ』ミカエル・ニエミ

世界の果てのビートルズ/ミカエル・ニエミ 世界の果てのビートルズ 新潮クレスト・ブックス作者:ミカエル・ニエミ新潮社Amazon福祉先進国として、また独特の教育制度で注目され 文化的にはIKEAのようなスタイリッシュなイメージが先行する北欧・スウェーデン…

『翔ぶが如く(六)』司馬遼太郎

「翔ぶが如く(六)」 司馬遼太郎 新装版 翔ぶが如く (6) (文春文庫)作者:司馬 遼太郎文藝春秋Amazon長州の様子を伺う明治政府と、熊本・神風連の決起。 西南戦争勃発への伏線が、これでもかと張り巡らされている。 司馬作品は読みたいときと読みたくないと…