MINOTAKE LIFE

死ぬまで無事系サラリーマンの、身の丈に合った生活

オリンピックにも左右されない強い心を持つ。サウイフモノニ ワタシハナリタイ。

東京オリンピックが終わった。
オリンピックだけを見れば、成功だろう。
自分が事前に思っていたような大きなトラブルは無かった。

喜ばしいことだが、自分の中では様々な観点からモヤモヤが渦巻いている。
忘れないように、爆発しないように、ここに書いておきたい。
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オリンピック期間中、東京都内の新型コロナ感染者は急増した。

直接の因果関係は、無いだろう。全件の感染経路を調べることが出来ない以上、そういう発表になる。
ただ、オリンピックが開催されるという事実が都民や国民に与えた影響は、ゼロではないはずだ。

7月4連休に都内で行われた、ブルーインパルスの練習。
それを見ようと街に繰り出す群衆の写真。
あれが「五輪モード」の始まりだったと自分は思う。

「五輪モード」とは、結局、東京都も国も、口では緊急事態といいながら、オリンピックを開催する手前、厳しく国民を締め付けることをせず、実質的に無法地帯になっている状況だ。
六本木では普通に夜通し酒盛りしてるんだってさ。
自己責任で外出するのは、もう、見て見ぬふりするよ。全部言わせんな、わかるだろ?という東京都と国の姿勢だ。
言い換えれば、正直者が馬鹿を見る状況。

日本らしいやり方だ。こうしなければ、コロナ対応と五輪強行は両立できなかったはずだ。頭のいい人間が考えた愚策だ。

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日本のメダル獲得数は第3位。
メダリストたちは上気した顔で、関係者およびボランティアへの感謝を口にした。

でも待て。今回のオリンピックは、日本国民の多大な我慢の上に成り立っている。
それにメダルという形で恩返し、と思っているなら、残念だが自分はそうは思えない。
アスリートは自分のことしか考えていない。

親戚にオリンピック嫌いの人がいて、今までは理解できなかったんだけど、今回のオリンピックでその気持ちが理解できた。
オリンピックは、世界規模のお祭りなんかじゃない。閉じた内輪の盛り上がりだ。
質が悪いのは、内輪のお祭りを税金を使い、さらに今回はコロナ禍に影響を日本人に強いた上でのイベントだ。
それは開催国だからわかったこと。そして多大な我慢を強いられた上で、なんとか開催にこぎつけたという内幕を知っているからだ。

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オリンピックなんて、元々自分には何の関係も無いんだ。
そういうものにいちいち感情を動かしたくない。
自分の生活を一生懸命生きたい。
自分は他人の努力から感動を受け取り、頑張りに変えられるタイプの人間ではない。